【広告企画を考えるにあたり】
みなさんもご指摘の通り、広告の仕組みをもっと単純、シンプルにできないかと感じました。で、とりあえずとあるマーケティング本を手に取ってみました。僭越ながら、そこで分かったこと・自分の思ったことをつらつら書きます。
デジタル時代に生きる人々は、日常生活のストレスもさることながら、生活の中にあふれる情報にも多大なストレスを感じている(らしい)。この状況は駅にもあてはる。そこはもう情報であふれかえり、本書で言う「選択肢過剰(オーバーチョイス)」の事態陥っている。選択肢が多すぎて、すべてがかえって複雑になっている。だから今回、広告以外にもさまざまな情報が錯乱する駅構内で、あえて他の広告と競うように“クリエイティブ”な広告を発案ことは、必ずしも必要ないと考える。それにまた、駅という人々のあまり時間のない場所で、面白さばかりを追求する広告はあまり効果的でないかもしれない。
ではどうしたらよいか。本書に書かれたヒントらしきものを紹介する。『消費者のストレスを解消するソリューションを掘り出すための一つのカギとして、「生活全体の流れ」という概念がある。つまり、一つの枠の中でのカテゴリー分析よりも、消費者の生活の中で、製品がどのように影響を及ぼすかを考える必要がある。』これはGoogleキャンペーンの方が指摘して下さったことにちかい。またさらに、『挑戦者や新参者の会社なら、既存の会社が現在のビジネスモデルにからめとられ、顧客がストレスに悩まされて複雑な経験をさせられている市場に目をつけることだ。マーケティングの力は、複雑な技術をうまく隠し、ストレスのない顧客経験を提供できる状況においてこそ、発揮する。』と述べられていた。これが今回、駅利用者のストレスに特化して注目したいちばんの決め手となった。
ストレスを減らすために何ができるか。
ストレスの最大要因=不確実性
ストレスの軽減法=簡素化と正確性
【目的】
新しい駅広告で、人々のイライラ緩和
【問題意識】
平日、駅を行き交う人々の顔はどこか浮かない。仕事のトラブル、飲み会の疲れ、恋人とのけんか、試験勉強…とにかくストレスはいろいろだ。ただそんな現代人すべての神経を逆なでするのに、たびたび起こる遅延・運休以上のものはない。錯そうする情報、見通しのつかない復旧、対応に追われる駅員、改札に殺到する人々。通勤・通学、家路へと向かう人々にとって、駅では一分一秒も無駄にはできない。にもかかわらず、こうしたある種カオスともいえる事態が、駅では日常茶飯事繰り返されている。
【コンセプトの提案】
だからせめて、このストレスを解消・緩和できるサービスを、駅の広告を通じ提供できないかと考える。そこで提案したい。こうした殺伐とした状況の中、利用者だけに目を向けてくれる天使のような存在がいたらどうかと。(天使のような存在=親切でかわいらしい女性駅員の意)
【企画内容の提案】
遅延時や運休時、駅員の代わりとなってekijoが利用客に対応。デジタルポスター上で、遅延時間や運休再会の目処の告知、遅延証明書発行のためのモバイルサイトへの誘導を行います。
(おまけ)
ディズニーリゾートのサービスを分析したある資料に、面白いことが載っていました。それは、「サービスはモノ以上にEndが重要である」とする仮説です。要はサービスに対する顧客の全体評価は、サービスの終わり方を良くするだけで、いくらか向上するということらしいのですが、一応これは人の心理学的観点からも裏付けされているそうです。この分析を今回の駅広告の企画にいかすとすれば、遅延や運休発生時、ekijoの対応は謝罪一辺倒ではなく何かもっと明るく前向きで、利用者からプラスの感情を誘発するようなものであってもよいかもしれないと思いました。ここで、私たちの企画の個性というか面白さたいなものを出せるといいのかな。
あとさいごにTDLのファストパスの写真を参考までに載せます。こんな風に、通常目に見えない「待ち時間」というものを数量化し、可視化することで、人びとのストレスはすこしでも和らぐのかなと思いました。

Stunning!
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